中国最大のディスプレイメーカーであるBOEが、将来のiPhone向けOLED受注獲得に本格的に乗り出していると報じられています。BOEは、Appleの受注専用となる大規模OLED生産ラインを1本ではなく2本建設することを提案したとされています。
Appleは現在、iPhone XのOLEDパネルのすべてをSamsungに依存しているが、同社がこの立場を変えたいと考えていることはほぼ間違いないだろう…
韓国の ETnewsは、BOEが最近の訪問の際にAppleに数十億ドルの提案をしたと報じている。
BOEの計画は、OLEDの需給に飢えているAppleの需要を満たすため、Apple専用の大規模生産ラインを構築することです。BOEの幹部が最近Appleを訪問し、このような事業計画を共有したと伝えられています[…]
27日、複数の業界関係者によると、BOEは四川省にあるB11ラインと、現在投資手続き中のB12ラインをApple専用の生産ラインとして活用する方針を固めたという。 […] BOEはB11に総額70億4000万ドル（465億元）を投資する計画で、今年6月に前工程の主要設備の発注を開始したが、B12ラインへの投資はまだ確定していない。
これがBOEによる積極的なアプローチだったのか、それともこの提案がAppleの要請に応じたものだったのかは不明だ。
Appleは、リスク軽減と交渉力強化のため、主要部品のサプライヤーを少なくとも2社持つことを好んでいます。LGはこれまでのところ、AppleのOLED受注獲得の最有力候補と目されており、今年の夏には、AppleがiPhone画面専用のLG生産ラインに27億ドルを投資したとの報道がありました。
BOEは現在、技術力でサムスンやLGに遅れをとっていると言われているが、追いつきたいと熱望している。
BOEは最近、第6世代フレキシブルOLEDの量産を開始しました。先月、製品出荷を記念した大規模なイベントを開催し、その技術力を誇示しました。このイベントでは、iPhone Xのノッチカットディスプレイに似たパネルのプロトタイプが公開されました。
この報道は、問題の2つの生産ラインの40%が折りたたみ式OLEDパネル向けに割り当てられていると指摘しており、将来の折りたたみ式iPhoneディスプレイに関する噂を煽る可能性もある。Appleは今月初めに折りたたみ式ディスプレイに関する特許出願を公開した。
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